飲酒で癌(がん)になるのか?リスクはどれくらい?原因はなに?

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フランス・パリで開催された「世界がん会議(World Cancer Congress)」で2日、2012年に飲酒が原因で発生した新規がん患者は70万人以上で、がん関連の死者も約36万6000人に上るとする調査データが発表されました。

【AFP=時事】仏パリ(Paris)で開催の「世界がん会議(World Cancer Congress)」で2日、2012年に飲酒が原因で発生した新規がん患者は70万人以上で、がん関連の死者も約36万6000人に上るとする調査データが発表された。
出典:headlines.yahoo.co.jp

飲酒で癌(がん)になるのでしょうか?

そのリスクや原因について調べてみました。

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飲酒で癌(がん)になるのか?

そもそも飲酒で癌(がん)になるのかという疑問が湧くわけですが、2016年現在で飲酒が癌(がん)の原因となることが認められているようです。

WHO(世界保健機関)は、飲酒が体内の7ヶ所、口腔・咽頭・喉頭・食道・肝臓・大腸と女性の乳房で癌(がん)の原因となると評価しています。

WHO(世界保健機関)の評価(2007年)では、飲酒は口腔・咽頭・喉頭・食道・肝臓・大腸と女性の乳房の癌の原因となるとされています。
出典:www.e-healthnet.mhlw.go.jp

「アルコールは(体内の)7カ所でガンをひき起こす強力な証拠がある」と結論づけている。
出典:news.mynavi.jp

また、厚生労働省多目的コホート研究では、男性に発生した癌(がん)全体の13%が週300g以上の飲酒に起因すると概算しています。

厚生労働省多目的コホート研究 (2005年)では、男性に発生した癌全体の13%が週300g以上の飲酒に起因すると概算されています。
出典:www.e-healthnet.mhlw.go.jp

飲酒で癌(がん)になるリスクが高まると言えそうですね。

飲酒が癌(がん)になるリスクはどれくらい?

毎日飲酒をする場合でも、2合未満であれば時々飲酒する場合と比較して、それほどリスクは高くならないようです。

一方で、飲酒の量が1日平均2合以上3合未満のグループでは、癌(がん)全体の発生率が、時々飲酒する場合と比べて1.4倍、1日平均3合以上のグループでは1.6倍リスクが高くなるようです。


出典:epi.ncc.go.jp

調査開始時には、男性の70%はほぼ毎日飲酒していると回答していましたが、女性ではほぼ毎日飲酒しているのは12%でした。調査開始時の飲酒の程度により6つのグループに分けて、その後のがん全体の発生率を比較してみました。調査開始から約10年間の追跡期間中に、調査対象者約73,000人のうち約3,500人が何らかのがんにかかりました。
時々飲酒しているグループと比べると、男性では、アルコール摂取量が日本酒にして1日平均2合未満のグループでは、がん全体の発生率は高くなりませんでした。一方、飲酒の量が1日平均2合以上3合未満のグループでは、がん全体の発生率が1.4倍、1日平均3合以上のグループでは、1.6倍でした。(なお、日本酒1合と同じアルコール量は、焼酎で0.6合、泡盛で0.5合、ビールで大ビン1本、ワインでグラス2杯(200ml)、ウイスキーダブルで1杯です。)
この結果をもとにして、平均1日2合以上のような多量飲酒に起因してがんになる、すなわち、多量の飲酒を避けていれば何らかのがんにかからなくてすんだ割合を推計したところ、13%でした。
女性では、定期的に飲酒する人が多くないためか、はっきりした傾向がみられませんでした
出典:epi.ncc.go.jp

乳癌(がん)の場合、エタノールで10g(5%ビールなら250ml)増加する毎に7.1%リスクが増加します。

日本の研究では女性の飲酒の割合が低いため、飲酒と乳癌(がん)の関連はまだはっきりしていないようです。

乳癌については欧米の疫学研究が一貫して関連を支持し、58,000以上の症例を含む53の研究をまとめた解析では、エタノールで10g(5%ビールなら250ml)増加する毎に7.1%リスクが増加しました。日本では近年女性の飲酒が増加傾向にありますが、日本の研究においては飲酒と乳癌との関連がまだはっきりしていません。
出典:www.e-healthnet.mhlw.go.jp

大腸癌(がん)はエタノール換算50gで1.4倍程度のリスク増加となるようです。

大腸癌はエタノール換算50gで1.4倍程度のリスクとなります。日本と欧米の疫学研究を比較すると、日本人は欧米人よりも同じ飲酒量でも大腸癌のリスク増加は若干多い傾向にあります。
出典:www.e-healthnet.mhlw.go.jp

食道や咽頭などは他の部位に比べてアルコールと癌(がん)発症の関連性が高いようです。

1日に50g超のアルコールを摂取する場合、口やのど(咽頭)、食道などで癌(がん)を発症するリスクが、飲酒をしない場合に比べて4~7倍も高くなると言われています。

大腸癌(がん)、肝臓癌(がん)、乳癌(がん)の発症リスクは、同量のアルコール(1日に50g超のアルコール)を摂取してもアルコールを飲まない場合と比較して、1.5倍ほどしか高くならないということです。

アルコールの摂取は、食道癌(がん)や咽頭癌(がん)になるリスクが高いということですね。

食道や喉頭などは、他の部位よりもアルコールとガン発症の関連性が強いとコナー医師は述べている。たとえば、1日に50g超のアルコール摂取は口やのど、食道などでガンを発症するリスクが、飲酒をしない場合よりも4~7倍も高い。一方で大腸ガン、肝臓ガン、乳ガンの発症リスクは、同量のアルコール10+ 件を摂取してもアルコールを飲まない場合と比較して、1.5倍ほどしか高くならない
出典:news.mynavi.jp

また、口腔・咽頭と食道癌(がん)では禁酒により、リスクが低くなることも報告されています。

口腔・咽頭と食道癌では禁酒によりリスクの低くなることが報告されており、禁煙と禁酒の両者に取り組めばさらにリスクは低下します。
出典:www.e-healthnet.mhlw.go.jp

飲酒が癌(がん)になる原因は?

飲酒が癌(がん)を引き起こす原因は、アルコールアセトアルデヒドの2つであるということです。

ふたつの酵素の働きが弱い人が飲酒家になった場合、口腔・咽頭・食道の発癌(がん)リスクが特に高くなると言われています。

アルコールそのものに発癌(がん)性があり、少量の飲酒で赤くなる体質の2型アルデヒド脱水素酵素の働きが弱い人では、アルコール代謝産物のアセトアルデヒドが食道癌の原因となるとも結論づけています。
出典:www.e-healthnet.mhlw.go.jp

アルコールとアセトアルデヒドには発癌(がん)性があり、このふたつの酵素の働きが弱い人が飲酒家になると口腔・咽頭・食道の発癌リスクが特に高くなります。
出典:www.e-healthnet.mhlw.go.jp

乳癌(がん)に関しては、アルコールが体内のエストロゲンレベルを増加させて癌(がん)が発症すると考えられています。

乳ガンに関しては、アルコールが体内のエストロゲンレベルを増加させてガンが発症すると考えられており、ホルモンと疾病の関係性が示唆されている。
出典:news.mynavi.jp

原因はアルコールとアセトアルデヒドの2つと考えられているものの、その発症メカニズムについては正確にはわかっていない部分もあるようです。

アルコールががんを引き起こすと考えられていることを意味するが、シールド氏によると、その発症機構については「正確には分からない」という。
出典:headlines.yahoo.co.jp

まとめ

アルコールそのものに発癌(がん)性があるということは今回まとめてみてはじめて知りました。

「酒は百薬の長」とも言われますが、飲み過ぎは良くないようですね。

私なんかはビール一杯でも顔が真っ赤になってしまいますので、大酒飲みにならないように(普段飲まないのでたぶん大丈夫だと思いますが)気をつけたと思います。

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