本日の上の部屋の女性の動向

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本日は夕方から少し涼しかったので部屋の窓を開けていた。

実は以前より薄々は気づいていたのだが、上の女性は彼女が床を叩いている音や、低い声を出していることを周囲に勘付かれたくないようだ。

だから、僕が窓を開けると上の女性も静かになる。

上からの音がダイレクトに外に漏れるからだ。

つまり、僕が立てている音だと周囲にカモフラージュすることができなくなる。

そして再び窓を閉めると、またいっときしてうるさくなる。

彼女の判断としては窓が閉まっていれば周囲には聞こえないと判断しているのだろう。

彼女は一つ下の階の窓が開いているかどうかもわかるようだ。

しかし、僕が思うに、既に周囲は彼女が立てている音かそうではないかという点はさほど気にはしていないだろう。

彼らにとっては同胞が外の国から来たちょっと変な人間に対して嫌がらせをすることよりも、外から来た変な人間がワガママに振る舞うことで自分たちが気を使わなければならない事実のほうが我慢ならないのだ。

僕も人間だから、そのくらいの感情の流れはわかる。

それでも彼女は恐れているのだ。

だからこそ、低い声や高い声を使い分けることで自分は被害者であることをアピールする必要があるのだ。

しかし、彼女は恐らくそうせざるを得ないくらいにストレスを感じているのではないかとも思う。

むろん、そのストレスを与えているのは僕なのだが。

といっても僕もイラッとした時にその辺りにある何かを叩く以外は、ずっとPCをいじったり本を読んでいるだけなのだが。

よくあることだが、存在に我慢できなくなるのかもしれない。

僕にはその自覚はないが、見ていてそう思う。

僕は彼女はかなり頭の良い人ではないかと思う。

しかし、僕と同じように部屋からほとんど出ている気配がないのだ。

ニュースなども見ている様子がない。

インターネットにも繋がっていないのではないだろうか。

つまり世間と完全に隔絶しているのではないかと僕は考えている。

しかし、そういう人は意外に多くいるのかもしれない。

彼女や一緒に住んでいる男性にも事情があるのだ。

あえて静かに生きているところに、変な奴が下に住み着いたと感じているのかもしれない。

僕としては自分が変だとは思わないのだが。

今の僕にとっての社会というのは、自分の部屋の周りでしかない。

言ってみれば僕も彼女と同じような立場なのだ。

だから、僕は彼女を理解してあげるべきなのだろうか。

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