若者のガム離れの原因と理由。なぜ若者はガムを食べなくなったのか?

ガムの売り上げが10年間で4割も落ちていることはご存じですか?

若者のガム離れは深刻です。

ガムはお洒落の象徴として昭和期には爆発的な売り上げを誇っていました。

また、小分けした駄菓子のガムが沢山あり、子供たちが自然に買っていました。

しかも、ガムはお洒落で大人でもよく食べるものでした。

それが急速に減っているのです。

これは日本だけの問題ではありません。

世界全体でガムの消費は著しく減っています。

そのガム離れの原因は何なのでしょうか?

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噛むお菓子は時代遅れ?

原因として、「噛むのが面倒くさい」という単純な理由があります。その根拠は、若者の噛む力の低下です。

ずっと噛んでいると、疲れてしまうのですね。

また、スマホの普及も若者のガム離れの原因となっています。

昔は歩きながらガムを噛むのが主流でした。

それしか歩きながらやることがないからです。

しかし、今ではスマホをしながら歩くことができます。

また、マナーの向上により、ガムの処理が面倒だという人もいます。

格好良いから格好悪いに

若者のガム離れの原因として、単純に格好良くなくなったという理由もあります。

昔はフーセンガムを作って、パチっと音を立てるのが少し悪っぽくて格好良いという風潮がありました。

ただ、今は違います。

「くちゃくちゃうるさいな」

「他にやることないのかな?」

と思われてしまいます。

結果として、家で食べるおやつか、禁煙の口寂しさを紛らわす道具になっているのです。

若者の車離れも原因の一つ

車に乗る時、ガムを噛む人が多かったです。

何故なら両手をハンドルに取られて、耳からはラジオや音楽を聴けるとしても、口元に何かを入れておくことができるのはガムだけだからです。

しかし、若者は車に乗らなくなっています。

その理由として、人口の都市部への集中化にあります。

都市部は交通機関の発展により、車より交通機関を使った方が便利です。

若者は仕事を求めて都市部に集まってきています。

東京都の財政が7兆円と小さな国の国家予算に当たっていることから、根拠として挙げられます。

また、データを見てみても、普通免許を持っていない人の割合が15パーセント以上にのぼるなど、当たり前だった普通免許の獲得すらしない人が増えているのです。


出所:ソニー損保「2016年新成人のカーライフ意識調査」

それにより、車という一つのガムの喫煙所のような場所が奪われてしまっています。

そのせいで、若者のガム離れは進んでしまっているのです。

他のお菓子との競合

若者のガム離れの原因として、他のお菓子との競合に負けているという理由もあります。

ユーチューブで外国人ユーチューバーが日本のお菓子を紹介しているのを見たこともある人もいるかもしれませんが、日本のお菓子というのは他の国に比べてかなり多種多様にあります。

ガムは昔では口臭対策にも使われていますが、今ではブレスケアなどそれに代わるお菓子が存在しています。

固形状で噛んで砕いて飲み込む。

そちらの方が効率的だとお菓子メーカーが判断したわけですね。

そうしたお菓子と比べてみると、やはり若者はガムの「面倒くさい」部分を見てしまい、他のお菓子と比較して、それでガム離れの原因となってしまうのです。

噛むお菓子という特殊性

ガムは噛むものです。

ただ、お餅でも高齢者が喉を詰まらせて死亡するニュースが流れているのを根拠に、やはり噛むお菓子というのは高齢者には向いていません。

高齢者になると自然と歯が抜け、入れ歯になって、噛む力がなくなってきます。

そうなるとやはりガムというのは若者が主流になってきます。

しかし、現在の日本は少子高齢化社会であり、高齢者の人口よりも若者の人口のほうが少ないという事実があります。

若者がガム離れになってしまっているとなると、ガムの消費が落ち込んでしまうのも納得できることです。

では、その消費をどう回復すればいいのでしょうか?

若者のガム離れの対策

若者のガム離れの対策として、噛むことの健康性をアピールしています。

噛むことはそれだけで脳の活性化や、歯の丈夫さを保つ効果があります。

大手お菓子メーカーのロッテは「噛むこと研究室」というプロジェクトを展開しています。

「長く噛むことで得られる健康価値を、科学的根拠に基づいて発信したいと思います」

と、発表しています。

また、車メーカーとのタイムアップなどをしています。

ロッテは2016年8月から全国のトヨタ販売店とタイムアップしています。

プリウスを試乗した人へ特製のガムを配っています。

「プリウス試乗味ガム」という名で、プリウスの部品を擬人化したものなどです。

その数は全59種類で、かなり力を入れています。

まとめ

ガムは昔では「なくてもいいもの」とされていました。

ただ、若者が道端でチューインガムを膨らませる光景は、一種のステータスでした。

戦後、米軍が子供たちにガムをばら撒いたことで、そうしたガムが一種のファッションとして扱われてきましたが、現代化が進むにつれ、そうした傾向はなくなってきています。

ガムの復興を考えるのならば、やはりあの手この手と試してみることが必要になってくるでしょう。

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