前回は「オーサムオシレーター(AOオシレーター)の見方と使い方」についてまとめました。
今回は、「買われすぎ」「売られすぎ」を判断するオシレーター系のテクニカル指標であるCCIについてまとめます。
CCIとは
CCI(Commodity Channel Index)とはドナルド・ランバート氏が考案した、「買われすぎ」「売られすぎ」を判断するオシレーター系のテクニカル指標です。
元々は商品市場で使われていた指標ですが、現在では株式・為替・債券と幅広く使われています。
日本国内のオシレーター系指標ではRSIやストキャスティクスが有名ですが、米国ではCCIも認知度が高く、人気のあるテクニカル指標です。
CCIの見方
CCIの数値が100以上の場合は買われすぎ、100以下の場合は売られすぎと判断します。
CCIの計算式
CCIは以下のように計算します。
CCI =
それぞれの値は以下のように求めます。
基準値の単純移動平均(MA) = TPの一定期間の単純移動平均
平均偏差(MD) = ((MA – 1日目の基準値(TP1)) + (MA – 2日目の基準値(TP2)) + .. + (MA – 最終日の基準値(TPn))) ÷ 期間
CCIの売買シグナル
±100ラインとのクロス
CCIが100ラインを上抜けた場合を買いシグナル、-100ラインを下抜けた場合を売りシグナルと判断します。
ダイバージェンス
MACDやRSIと同様、ダイバージェンスが発生した場合をトレンドの転換が近いサインと見ます。
ダイバージェンスが高値圏でが発生した場合は売りシグナル、底値圏で発生した場合は買いシグナルと判断できます。
±200ラインからの逆張り
CCIが-200ラインより下で反転した場合を買いシグナル、+200ラインより上で反転した場合を売りシグナルと判断します。
CCIをMT4で表示する
CCI(Commodity Channel Index)は標準のインジケーターとしてMT4に搭載されています。
期間の初期設定値は14(日間)となっています。
参考
名前の由来からも分かるとおり、元々は商品市場で使われていた指標にはなりますが、現在では、株式・為替・債券と幅広く使われているオシレーター系指標です。
オシレーター系指標というと、国内ではRSIやストキャスティクスなどが有名ですが、米国ではこのCCIも非常にポピュラーで、特にデイトレーダー達に好んで使用されているようです。
出典:max-iwamoto.com
CCI (Commodity Channel Index)商品チャンネル
出典:www.moneypartners.co.jp
CCIが+200に達して反落したら天井圏、−200に達し反転上昇したら底値圏といった逆張り指標としての側面を持ちあせているのもCCIの魅力です
出典:max-iwamoto.com