エリオット波動理論の波動11パターン

前回は、「エリオット波動理論【基本編】」についてまとめました。

今回はエリオット波動理論の波動11パターンについてまとめてみたいと思います。

エリオット波動理論のエクステンション

エクステンションとは、上昇5波の推進波のうちの1つが延長され更に5波動を形成することをいいます。

通常第1波は底値圏からの回復過程で、それほど大きな上昇にはならないことが多く、エクステンションが発生するのは第3波または第5波であることが多いとされます。

上図は第3波がエクステンションしている上昇5波です。第3波の中に更に上昇5波動が形成されています。

エリオット波動理論の波動11パターン

推進波(上昇5波)

推進波は衝撃波ダイアゴナル・トライアングルの2種類に分けることができます。

衝撃波

推進波のほとんどは通常の上昇5波の形状で出現します。この波動を衝撃波といいます。

ダイアゴナル・トライアングル

ダイアゴナル・トライアングルは推進波に分類されますが、そのなかに調整波の特徴を持つという点で衝撃波とは異なります。

(1)エンディング・ダイアゴナルトライアングル

エンディング・ダイアゴナルトライアングルとは第5波で価格が行き過ぎたときに生じるクサビ形のウェッジ構造です。まれにC波でも発生することがあります。

エンディング・ダイアゴナルトライアングルには以下のような特徴があります。

  • 主に第5波で発生する
  • エクステンションは3-3-3-3-3の形で出現する
  • 第3波が最も短くなったり、第4波が第1波の価格帯に割り込むということが起こる
  • 相場の天井や底となることが多い

また、上限ウェッジを一度突き抜け、再度大きく切り返すスローオーバーという現象が起こる場合があるため注意が必要です。

(2)リーディング・ダイアゴナルトライアングル

リーディング・ダイアゴナルトライアングルとは第1波やA波で生じるクサビ形のウェッジ構造です。

リーディング・ダイアゴナルトライアングルには以下のような特徴があります。

  • エクステンションは5-3-5-3-5の形で出現する
  • エンディング・ダイアゴナルトライアングル同様、第3波が最も短くなったり、第4波が第1波の価格帯に割り込むということが起こる
  • トレンドの継続を示唆する

調整波(下降3波)

調整波は大きく、ジグザグフラットトライアングル複合型の4つに分類することができます。

ジグザグ

通常もっとも多く見られる調整波のパターンです。

ジグザグには以下のような特徴があります。

  • AとCが5波動、Bが3波動の5-3-5の形で出現する
  • B波の頂点はA波の終点よりもかなり低くなる

大きな調整の際などには、ジグザグが連続して2回出現するダブルジグザグが見られる場合もあります。

フラット

フラットは、レギュラーフラット拡大型フラットの2種類に分類できます。

(1)レギュラーフラット

フラットの調整波は、出現する波動が3-3-5になるという点でジグザグとは異なります。

(2)拡大型フラット

拡大型フラットの大きな特徴はB波がA波の始点を上回り、C波はA波の終点を下回ることです。

(3)ランニングフラット

ランニングフラットもB波がA波の始点を上回りますが、C波がA波の終点を下回ることがないという点で拡大型フラットと異なります。

トライアングル

トライアングルは第4波で良く見られるパターンで、三角持ち合いともいわれます。

3-3-3-3-3の形で出現し、収束型トライアングル拡大型トライアングルの2種類に分類できます。

(1)収束型トライアングル

一般的なトライアングルの形です。

(2)拡大型トライアングル

複合型調整波

複合型調整波は、ダブルスリートリプルスリーの2種類があります。

(1)ダブルスリー

ダブルスリーは2つの調整波がつなぎの調整波によって結合された調整波です。

(2)トリプルスリー

トリプルスリーは3つの調整波が2つのつなぎの調整波によって結合された特殊な調整波です。

まとめ

昨日と本日でエリオット波動理論についてまとめました。

波動パターンについては基礎的なパターンを理解していれば、全てのパターンを理解する必要はないのではないかと思います。

エリオット波動理論を実際のトレードで利用する一番のメリットは、やはりフィボナッチリトレースメントと組み合わせた押し戻りポイントの判断だと思いますので、積極的に利用していきたいですね。

エリオット波動理論関連の書籍

エリオット波動入門 (ウィザードブックシリーズ)

参考

※エクステンションは、推進波の1つが延長され更に5波動を形成することである。第3波で起こる可能性が高いとされる。エクステンションが更に延長することもある。
出典:cardamon.onmitsu.jp

エクステンション
出典:gt373.com

・第5波で価格が行き過ぎたときに生じるクサビ形のウェッジ構造。まれにC波でも生じることがある。
・これにおいては第3波が最も短くなったり、第4波が第1波の価格帯に割り込むということが生じる。
・3-3-3-3-3の変動リズムをもつ。
・子-1波と子-3波を結ぶ線を一度突き抜け、再度大きく切り返すスローオーバーという現象が起きる。

・第1波やジグザグのA波で生じるクサビ形のウェッジ構造。
・これにおいては第3波が最も短くなったり、第4波が第1波の価格帯に割り込むということが生じる。
・5-3-5-3-5の変動リズムをもつ。
・トレンドの継続を示唆する。
出典:fx-chart-analysis.com

フラット型
出典:gt373.com

複合型修正波
出典:gt373.com

[ジグザグ]

通常、もっとも多く見られるパターン。A-B-Cの波動で   AとCが5波動で、Bが3波動の5ー3ー5のパターン。B波は、A波の天井 には及ばない。このジグザグの変形で、A-B-C-X-A’-B’-C’の   ダブル・ジグザグが、大きな調整の時にたまに見られる。

[フラット]

強い地合いの時に良く見られる。AとBが3波動で、Cが5波動の3ー3ー5の パターン。B波は、A波の天井を超え、C波は、A波の底を下回ることが多い。   B波は、急激な戻しになることが多い。フラットの変形にランニング調整がある   。BがA波の天井を超え、なおかつC波がA波の底を上回る形。

[トライアングル]

第4波で良く見られるパターン。三角持ち合いともいわれる。大きな波動から   次第に小さな波動になり、煮詰まった後に、メイン・トレンドへ放れていく。   トライアングルは、普通、5波動で構成され、それぞれの波動は、3波動に   分かれる。
   トライアングルは、形で、アセンディング・トライアングル(上方への   三角形)、シンメトリカル・トライアングル(上下対称)、ディセンディング・   トライアングル(下方への三角形)に分けられる。
出典:www3.famille.ne.jp

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