ギャン理論とギャンの価値ある28のルール

前回は「エリオット波動理論の波動11パターン」について記事を書きました。

今回は、「ギャン理論の28のルール」についてまとめてみます。

ギャン理論とは

ギャン理論とは、ウィリアム・デルバート・ギャンによって考案されたテクニカル分析の理論です。

ギャンの理論には 「価格は時間に等しい」 というものがありますが、これは、価格が方向を変える為には相応の時間が必要であるという意味合いです。

他のテクニカル分析理論と同様、ギャン理論にも相場のサイクルを用いたテクニカル分析手法が存在しますが、ここではギャン理論で有名な「ギャンの価値ある28のルール」を取り上げます。

ギャン理論の価値ある28のルール

1.資金管理と損失の限度

売買に用いる総資金を10等分し、1回の売買における損失限度を総資金の10分の1にする。

2.ストップロスは必須

ストップロスを必ずおく。損失限度を計算した上、ポジションを持つと同時に行う。

3.オーバーポジションは禁止

資金配分にあったポジション量を心がける。過剰な取引をして全資金を失うようなことはしない。

4.トレーリングストップ

利益を確保した後は、損失とならないようにストップロスを変更する。

5.トレンドフォロー

トレンドに逆らわない。トレンドに確信が持てないときは売買しない。

6.迷いは禁物

迷った時は手仕舞う。迷った時はポジションを持たない。

7.流動性のあるものを取引する

活発に売買され、値動きのある通貨ペアで取引を行う。

8.リスク分散

リスクを分散し、資金の集中を避ける。(通貨ペアや取引FX会社の分散)

9.指値注文の禁止

極力指値注文を避ける。売買の価格を決めず、成り行きで売買することが望ましい。

10.手仕舞いルール

確固たる理由がないまま手仕舞いしない。

11.余剰資金

利益を確定し余剰資金が出来た場合は、売買資金とは別勘定として見る。

12.小利益売買の禁止

わずかな利益狙いの売買(スキャルピングなど)をしない。

13.ナンピンの禁止

ナンピンは絶対にしない。ナンピンはトレーダーの最大の誤ちである。

14.待つことの重要性

我慢できずに手仕舞いしたり、待ちきれずにポジションを持つことはしない。

15.利小損大の禁止

小さな儲けと大きな損失は避ける。

16.ストップロスキャンセルの禁止

一度置いたストップロスは決してキャンセルをしない。

17.頻繁な売買の禁止

過剰に頻繁な売買は避ける。

18.ショート(売り)の活用

ロング(買い)だけではなくショート(売り)も活用する。

19.値頃感での取引の禁止

値ごろ感に捉われない。安いまたは高いという理由で買うことはしない。

20.ピラミッディング(買い増し、売り増し)のタイミング

ピラミッディング(買い増し、売り増し)のタイミングに注意する。レジスタンス・サポートラインをブレイク後に買い増し、売り増しをする。

21.ピラミッディングの選択

買い増しをするときは強い上昇トレンドを示すもの、売り増しをするときは強い下降トレンドを示すものを選ぶ。

22.ヘッジの禁止(両建ての禁止)

損失を減らすために、同業種他銘柄、あるいは他限月の反対売買等のヘッジ行為はしない。

為替の場合は、両建てはしない。

23.理由とルールに基づいた売買

明確な理由なしにポジションを変えない。明確な理由のもと、明確なルールに従って売買を行う。

24.利益確保後の売買の禁止

十分な利益を確保した後は、意味のない頻繁な売買はしない。

25.天底に関する憶測の禁止

相場の天底に関して勝手な憶測を行わない。

26.不確かな助言による売買の禁止

自分より優れた人の場合を除き、他人の助言に基づいた売買は行わない。

27.損切り後の資金量縮小

損切りを行ったら、取引量を減らすこと。決して増やして取引をすることはしない。

28.不適切なポジションメイクと手仕舞いの禁止

不適切なポジションメイクと手仕舞いを避ける。ルールに従って取引をする。

まとめ

ギャンの価値ある28のルールをまとめましたが、トレーダーの方であれば大半はご存知のルールではないかと思います。

私自身、この28のルールは今回まとめてみて初めて知ったのですが、自身のトレードにとって非常にタイムリーであり、以前から学習して来た内容は、このギャンのルールが原点となっていることを伺えました。

特に、「2.ストップロスは必須」と、「16.ストップロスキャンセルの禁止」は現在の私にとっては非常に重要であり、一方で耳の痛いルールでもあります。

個人的に知らなかった項目としては、「20.ピラミッディング(買い増し、売り増し)のタイミング」と「27.損切り後の資金量縮小」がありますが、これらも今後は意識をしつつトレードをしていきたいと感じています。

28項目というシンプルでありながら、非常に実践的な理論ですので、今後も自身のトレードに行き詰まった場合は見直して行きたいですね。

ギャン理論関連の書籍

ギャンの相場理論

実践ギャン・トレーディング―相場はこうして読む

参考

ギャンの価値ある28のルール
出典:www.forex-traders.net

ギャンの有名な理論に 「価格は時間に等しい」 というものがありますが、これは、価格が方向を変える為には、相応の時間が必要であるという意味です。
出典:www.fxciao.com

ギャン理論とは、20世紀前半に活躍し、巨万の富を得た投資家、ウィリアム・D・ギャンが提唱した、テクニカル分析の理論です。
出典:topicsfaro.com

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