サラエボオリンピックの跡地:ボブスレートラックにバスと徒歩で行く方法

一昨日のサラエボは数日ぶりに晴天でしたので、朝からサラエボオリンピックの跡地として有名なボブスレートラックに行ってきました。

サラエボはここ数日降雪続きで、一昨日は晴天日にも関わらずiPhoneのお天気アプリでは、朝8時の気温が-4℃と表示されていました。

ウクライナの首都キエフよりも低い気温です。

私のこれまでのそれほど短くない(34年の)人生の中でも、-4℃というのはなかなかの寒さです。

寒いのは極端に苦手な私ですが、「ボスニアのこの季節はもしかすると晴天日のほうが稀なのかもしれない」ということで、氷点下のなか意を決して訪れてきました。

山の中腹にあるボブスレートラック

ボブスレートラックはサラエボを囲む山のひとつ、Trebevic(トレべヴィチ)山の中腹に位置しています。

山の中にあるとはいえ、サラエボの市内からタクシーで向かっても1000円ほどで行けるほどの距離です。

しかし、せっかくサラエボに滞在しているのにタクシーで向かっても面白みがないですので、今回はバスと徒歩で向かうことにしました。

この記事では、サラエボオリンピックの跡地「ボブスレートラック」にバスと徒歩で行く方法をまとめています。

サラエボに訪れた際に、ハイキングがてらボブスレートラックを見てみようとお考えの方がいらっしゃれば、ぜひ参考にしてください。

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ボブスレートラックにバスと徒歩で行く方法

ボブスレートラックにバスと徒歩で行く方法を箇条書きでまとめると、次のようなになります。

順を追って、写真付きでご説明します。

まずはラテン橋へ向かう

まずはオールドタウンにある、サラエボの観光名所「ラテン橋」へ向かいます。

ラテン橋

ラテン橋へは、オールドタウンに滞在している場合は徒歩で10分もあれば到着します。

ニュータウンに滞在している場合は、市内を横断しているトラムを利用していただくと便利です。

ラテン橋ターミナルから56番のバスに乗車

ラテン橋の南側に、「ラテン橋バスターミナル」があります。

ラテン橋を背にして、この位置にあります。

ラテン橋バスターミナル

このバス停から出発する56番のバスに乗車します。

56番のバスの車内

サラエボの町は5つの山に囲まれた丘陵地帯に位置していると言われ、平地よりも斜面に建てられている家のほうが多い印象があります。

道なりに坂道を上るだけで、サラエボの町が一望できるほどです。

この写真はバスを降車後、トレべヴィチ山へ向かう途中に撮影したものです

ラテン橋から出発するバスも、住宅街でありながら山道のように急な勾配の坂道をのぼり始めます。

バスを下車し、山道を徒歩で登る

15分ほど坂道を上り続けると、左手に小さな商店が見えてきます。

バス停の目印となる商店

標識はないですが、ここがバス停になっていますので、ここで降ります。

地図では、この場所になります。

商店を背にすると、小さな道路が見えます。この道がボブスレートラックに向かう道です。

ボブスレートラックに向かう小さな道路

「これがオリンピックの会場へ向かう道なのか」と感じるほどに小さな道です。34年前のオリンピックというものを感じさせます。

冬に訪れる際は雪道で滑りやすくなっているので注意しましょう。

バス停から10分ほど歩くと四叉路があります。

少しわかりづらい場所ですが、ここは直進して左手方向に登っていきます。

北を上に表示した地図では、この方向です。

地図にDoloviと名前のある通りは、直線ではあるもののいくつか分岐点があるため少し迷いやすいです。

分岐点では正面右手方向に進んでいきます。

ボブスレートラックへの道であることを示す標識があります。

山道の入り口に到着します。

これより先は積雪量が多く、タクシーで訪問した場合でもおそらくここまでが限界だと思います。

これ以降は徒歩で登っていく必要があります。

夏に訪問する場合はもしかすると、これより先もタクシーで進むことができるかもしれません。

しばらく進むと標識がありますので、それにしたがって進んでいきます。

降雪が数日間続いた後ということもあり、山道の積雪量もかなりのものでした。

私はトレッキングシューズなど装着せずに普通のスポーツシューズで登っていたのですが、完全に失敗でした。

あとから来た欧米系の旅行者のような人たちは、登山用とまではいかなくてもハイキングのような装備は整えて登っていましたね。

大して標高のない山であっても、冬山をあまく見てはいけませんね。

15分ほど登ると、ボブスレートラックが見えてきます。

ボブスレートラックを歩いてみる

この建物は、Refrigerant Plant & Master Controlと呼ぶようです。

冷却装置や何かを制御する機械が設置されるのでしょうか。

その隣にはゴールブリッジがあります。

「GRO BOSNA SARAJEVO」と書かれています。

ゴールブリッジの上に上ることもできますが、やはり人があまり歩いていない場所は、積もった雪がそのまま残っていますので進むのもひと苦労です。

幸い、私の前に誰かが歩いた?ような形跡がありましたので、それに沿って歩いていきます。

ゴールブリッジから見たコースの様子です。

左奥からボブスレーが現れるわけですね。

ボブスレーは最高速度が時速130-140kmに達すると言われているようですので、100mくらいの距離であれば視界に現れて1秒もしないうちに自分の前を通り過ぎる感じですね。

こんな感じでしょうか。

もっとあっという間ですね。おそらく。

せっかくですので、コースに沿ってスタート地点まで行ってみます。

ボブスレートラックは、サラエボオリンピック以降も1991年のボスニア紛争までは、競技や練習のために使用されていたそうです。

その後、ボスニア紛争が勃発。ユーゴスラビアの支援を受けたセルビア人勢力スルプスカ共和国によって、「サラエボ包囲」の際に軍事利用され損傷したため、その後は競技用として使用されることはなくなったのだとか。

ボブスレートラックのコースは3つのコースに分かれていて、全長では1km以上あります。


出典:Wikipedia

山道に入ってからボブスレートラックに到着するまでよりも、長い時間をかけてコース内を歩いたかもしれません。

しかし、ボブスレートラックを徒歩で逆走する経験というのは人生であるかないかですので、貴重な経験です。

ボブスレーやリージュといった競技を見てて思うのが、「100km以上もスピードが出ていたらコースがカーブしている場所で遠心力で飛んでいかないものだろうか」ということですが、その辺りをしっかり計算してコース設計がなされているのでしょうね。

ボブスレーやリージュに感じる興奮はその競技のスピード感もさることながら、計算されたコース設計に感じる美しさもあるのかもしれません。実際はどの程度計算されてコースが設計されているのか詳しく知りませんけども(笑

こちらはおそらく、第2コースのスタート地点です。

ボブスレーコースはセメントで建造されていましたが、なぜかコースの下が錆びているようにも見えます。

20分ほど歩いたでしょうか。第1コースのスタート地点が見えてきました。

左はリージュのスタート台でしょうか。かなり傾斜が急です。

試しにスタート台に登ってみようと思いましたが、どうもこの傾斜は階段ではないようでした。

ソリを担いで階段を登ってから準備をするのかと感じていましたが、そうではないみたいですね。

ボブスレートラックのスタート地点から、山頂方向に少し歩くとケーブルカーもあります。

季節が冬のためか、ケーブルカーは停止しているようでした。

ボブスレートラックは以上です。

ボブスレートラックにバスと徒歩で行く方法のまとめ

「ボブスレートラックにバスと徒歩で行く方法」というタイトルで記事を書きましたが、途中からは単なる日記になってしまいました。

今回はあえて冬山に挑戦してみましたが、他の方のブログを拝見すると夏場の季節のほうが緑が綺麗にも思います。

冬の寒い中に登山やハイキングをするのが好きな方にはおすすめできますが、観光がてらに訪問されるのであれば冬以外の季節のほうが良いでしょう。

そして、もし冬に訪問する場合は、少なくとも靴はトレッキング用の靴で登っていただくことをおすすめします。

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