FXの証拠金と証拠金維持率|FXの適切な証拠金維持率とは?


前回、「FXのレバレッジ」についてまとめましたが、今回はFX証拠金と証拠金維持率についてまとめています。

証拠金とは

FXを始めるためには、FX会社に口座を開設後一定の資金を担保として口座に預け入れる必要があります。

この預託金を証拠金といいます。

必要証拠金と有効証拠金

必要証拠金

ポジションを保有するためにその取引額に比例して最低限必要となる預託金(証拠金)をいいます。

例えば1ドル=120円の時に1万ドルをレバレッジ25倍で購入する場合、120×1万ドル×4%=4.8万円が必要証拠金となります。

有効証拠金

預託金(証拠金)に現在の評価損益を加減した金額をいいます。

例えば100万円を証拠金として預託し、1ドル120円で1万ドル購入します。その後1ドル=119円に下がった場合1万円の含み損(評価損)が発生します。この時の有効証拠金は証拠金から評価損を引いた100万円-1万円=99万円となります。

証拠金維持率とは

必要証拠金に対する有効証拠金の割合をさします。

証拠金維持率は以下のように計算されます。

証拠金維持率(%)=(有効証拠金÷必要証拠金)×100

1ドル=120円の時に1万ドルをレバレッジ10倍で購入する場合の必要証拠金は12万円です。

預託した証拠金を100万円とした場合、その後レートが1ドル=115円になると、有効証拠金は95万円となりますので、この時の証拠金維持率は、95万円÷12万円×100%=約791.7%となります。

マージンコールとロスカット

証拠金維持率が重要な理由として、証拠金を大きく上回るような損失を防ぐという安全装置としての役割があります。

FXでは、そのためにマージンコールロスカットという仕組みが存在しています。

マージンコール

FX会社は証拠金維持率が一定の水準を割り込んだ場合、証拠金の追加預け入れを求めて警告を発します。

この警告をマージンコールといいます。

証拠金維持率とはの例では、FX会社が証拠金維持率50%で警告を発する場合に、証拠金が100万円、1ドル=120円で5万ドル購入すると必要証拠金が60万円となり、レートが106円以下になった際に証拠金維持率が50%を割る(有効証拠金が30万円を割る)ためマージンコールがかかります。

マージンコールがかかったということは、ロスカットの執行が近いということを意味しています。

マージンコールがかかった場合、追加の証拠金を預け入れて証拠金維持率を引き上げるか、もしくはポジションを一部決済して、取引数量を減らすことで証拠金維持率を高めることもできます。

ロスカット

マージンコール後、期限までに証拠金を追加しない場合や、証拠金維持率がさらに低下し一定の水準を下回った場合に自動的に強制決済される仕組みをロスカットといいます。

ロスカットが適用されるのは、あらかじめ設定されているロスカットレベルの証拠金維持率を下回った場合です。

ロスカットの水準はFX会社によって様々であり、一律ではありません。

証拠金維持率がロスカットの水準を下回るとロスカットが適用され、保有している全てのポジションが決済されます。これによって投資家は証拠金の大半を失うことになりますが、証拠金以上の損失が出るのを防ぐことができます。

<マージンコールとロスカット>

適正な証拠金維持率は?【まとめ】

適正な証拠金維持率については1000%や500%、300%とトレーダー各人によって大きく異なるようです。

個人的な意見にはなりますが、私は200%を一つの目安としてトレードしています。

というのも、ヒロセ通商の場合ロスカットが発動する水準が100%未満なのですが、ツール上に有効比率(証拠金維持率)が表示されており、200%を下回ると数字の背景色が黄色く変化し警告が表示されるためです。

実際に昨年よりFXを再開した当初、ポンドドルを資金300万円に対し400Lot(40万通貨)近く保有した際に強制ロスカットを一度だけ経験しました。

FX会社によっても異なるかもしれませんが、ポンド関連の通貨ペアは他の通貨ペアに比べて必要証拠金が大きくなりがちですので、エントリー時にはロット数を少なめにしてエントリーしています。

現在は通常の通貨ペアでも200Lot程度に抑えていますので、有効比率は300〜500%程度の水準を維持し、200%を下回ることはほとんど無くなりました。

ただ、これはあくまで私のトレードスタイルに限った話ですので、例えば取引数量を増やして、レバレッジを多めにかけたトレードをされる方はFX会社のロスカットレベルぎりぎりでトレードをされている方もいらっしゃるかもしれませんし、また中長期でトレードをされる方は1000%ほどの余裕は持っておきたいと考えるのかもしれません。

トレード手法によって適正な証拠金維持率を判断することが必要ですね。

参考

FXは、一定額以上の金額を、担保として取引会社に預け入れて行う取引です。この担保を証拠金といい、このような取引を証拠金取引といいます。
出典:www.fx-startup.com

マージンコールとは、担保として預け入れた証拠金の金額が、現在の含み損(現在のレートで決済した場合に発生するであろう損失)を差し引くと、大きくマイナスになる状況になった場合、証拠金の追加預け入れを求める警告です。

マージンコールの制度そのものに拘束力があるわけではありませんが、マージンコールがかかったということは、ロスカットの執行が近いということを意味しています。
出典:www.fx-startup.com

FX(外国為替証拠金取引)を行うには、取引業者に口座を開設する必要がありますが、その際に一定のお金を担保として預け入れます。この担保金が「証拠金」「保証金」と呼ばれるものです。
出典:www.lfx.jp

ポジションを取るためにその取引額に比例して最低必要となる預託金のことです
出典:www.rakuten-sec.co.jp

ロスカットとは、損失が拡大しないように証拠金維持率を割り込んだ時点で保持しているポジションを自動的に清算(ロスカット)することです。
出典:www.rakuten-sec.co.jp

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